クラブセッティング28(2023年8月、全クラブがスチールシャフトに)
ドライバーをNS850FWでスチールシャフトにして1年が経ちましたが、フェアウェイウッドだけがカーボンシャフトのままです。
ゴルフクラブは14本の振り心地を合わせるのが、良いスコアでまわるコツと言われるので、フェアウェイウッドもスチールシャフトにする事に決めました。
シャフトは、ユーティリティでNS PRO850を使用していて、ドライバーがNS PRO850FWなので、フェアウェイウッドはNS PRO850FWをチョイスしました。
送料込みで3500円くらいです。
シャフトはノーカットで42インチですが、ドライバーが43インチでユーティリティが38インチなので、41インチを目指して組む事にしました。
今回、リシャフトするのはPINGのG25 4Wです。
2013年発売なので10年前のクラブですが、打感が良く、短尺化する際のウェイト調整もできて、ユーティリティをG25にしている事もあってチョイスしました。
もともとのシャフトは純正のTFC189が刺さっていました。
いつものようにシャフトを抜くためにカッターナイフでソケットを外します。
ソケットはドライヤーで暖めておくと柔らかくなって外しやすくなります。
ソケットが外れました。
次にヒートガンでホーゼルを暖めてシャフトを抜いていきます。
ヘッドを回転させながら均一に温めていきます。
こうすることで接着剤が溶けてシャフトが抜けるのですが、カーボンシャフトも熱に弱いので必要最低限の熱を均一に与えるのがコツです。
また、カーボンシャフトを抜く際には、グリグリとねじると曲がってしまうので出来るだけ真っすぐ抜きます。
(私の経験では成功率は50%くらいなので、シャフトを温存しておきたい場合は、ゴルフショップに頼んでください)
無事にシャフトが抜けました。
次にホーゼルを掃除していきます。
ホーゼルの掃除は直径10mmの鋼線でできたブラシを使います。
その後、細めの棒ヤスリで残った接着剤のカスを取り除きます。
ホーゼルの掃除ができたら、スチールシャフトを刺していきます。
シャフトの長さは42インチですが、41インチで仕上げるためにシャフトカットをするのですが、先端側をカット(チップカット)するか、グリップ側をカット(バットカット)をするかという選択肢があります。
一般的にはフェアウェイウッドは、チップ側を0.5~1.0インチカットしますので、しっかり目が好きな私は1.0インチカットする事にしました。
マジックで1インチのところに目印を付けて、パイプカッターを使ってシャフトをカットしていきます。
シャフトカットができました。
ヘッドに仮でシャフトを刺してみます。
問題なさそうですね。
次に接着剤が良くつくように、シャフトの先端側をヤスリでザラザラにします。
次にソケットを装着します。
ここまで準備ができたらシャフトを装着していきます。
接着剤が良くつくようにネイルリムーバーとティッシュを使ってシャフトとホーゼル内の油脂を取り除きます。
今回のようにシャフトを仮に装着した際に隙間が多い場合は、接着剤にアルミ粉を混ぜる必要があるので、チューハイの缶からアルミ粉を採ります。
アルミ粉が取れたら接着剤を絞ります。
ゴルフクラブの接着はメタルロックが一番強度があって手に入りやすいのでお勧めです。
付属のヘラを使って2液とアルミ粉をよく混ぜたら、綿棒を使ってシャフトとホーゼルにたっぷりと接着剤を塗ります。
ここまでできたら、はみ出た接着剤をティッシュで拭いて、固まるまで待ちます。
急いで次の工程に進んで、接着できなかったらマズイので1日待つと良いでしょう。
接着剤が充分乾燥したらソケットをホーゼルの付け根に移動します。
ドライヤーで暖めるとソケットが柔らかくなって移動しやすくなります。
モンキーレンチの掴むところがプラスチックになっているソフトタッチを使うと、ソケットを傷付けずに移動する事が出来ます。
ここまでできたら、グリップを装着していきます。
いつものゴルフプライドを使います。
グリップ用のテープは、バッファローの18mmを使います。
グリップが装着出来たら乾燥するまで半日くらい待って試打しましょう。
出来栄えですが、完全に思った通りの仕上がりでした。
長さは41インチで、重さは352g、バランスはC4.3で軽めですが、ドライバーのバランスをC2.8、ユーティリティのバランスをC5.7にしているので全く違和感がありません。
自分でリシャフトすると、自分オリジナルのスペックのクラブができてクラブ間の繋がりが良くなるので、お勧めです。
使用したものは以下の通りです。
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