家庭のDIY(浄化槽のポンプ「テクノ高槻:CP-80W」の故障と修理)
今日は我が家の浄化槽のポンプ(テクノ高槻:CP-80W)の故障と修理について書きます。
浄化槽を使用している家庭では、浄化槽の中で汚水を分解する微生物のために、空気を送るためのポンプが常時動いています。
我が家にも浄化槽のポンプ「テクノ高槻(CP-80W)」が動いています。
最近、ポンプの音が大きくなったと思ったら、止まってしまったので、調べてみました。
浄化槽のポンプは、ダイヤフラムというゴムの部品を使っていて、2~3年で劣化するので、故障の8割はダイヤフラムの破損です。
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まずは、補修部品を買う前に、故障個所を確認してゆきましょう。
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必要なものは、プラスドライバー、マイナスドライバー、ペンチです。
まずは、コンセントから電源プラグを抜きます。
次にホース留めをつまんでホースを抜きます。
そしてフタの上部にある丸いネジを外します。
これでフタを開ける事ができます。
開かない場合はマイナスドライバーで隙間を広げてみてください。
サイクロンフィルターを外します。
カバーを外すと内部が見えました。
電源コードが繋がっていますが、外さなくても作業ができるので、そのままにしておきます。
次に、ケーシングの4隅のネジを外します。
金属のプレートとケーシングを外します。
ようやくダイヤフラムが見えるようになったので、ロックナットを回して外すのですが、ナットやワッシャが下部の穴に入るとトラブルになるので、上部のスイッチキャップを使って下部の穴をふさぎます。
これで準備ができたので、ロックナットを回して外します。
外してみたら、こんな風にダイヤフラムのゴムが劣化して穴が開いていました。
停止している原因が分かったので、補修部品を注文します。
製品の型番ごとに補修部品は違うので、間違えないように気を付けてください。
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とりあえず、ポンプの内部に雨が当たらないようにして、商品の到着を待ちます。
2日後に注文した補修部品が届きました。
補修部品のなかに、ダイヤフラム(黒くて丸いゴム)が2個入っているのはポンプの前後にダイヤフラムがあるからです。
新しいダイヤフラムを取り付ける際は、スイッチキャップをはずして補修部品に含まれている「ギャップ支持治具」を差し込みます。
そして、新しいダイヤフラムにプラスチックのリングを装着して取り付けます。(写真が無くてすみません。同梱されている説明書に書いてあります)
外したときと同様にスイッチキャップを下の穴に装着してからダイヤフラムのネジを締めていきます。
そして、ケーシングと金属プレートを元に戻します。
ここまで出来たらスイッチキャップを逆さまに押し込んで「PRスイッチのリセット」を行います。
これは、浄化槽のポンプには故障を検知して自動で停止する仕組みがあるので、それを初期化するためです。
そして分解したときと逆の順番で組み立てていきます。
コンセントに差し込んで動くようになったら修理完了です。
補修部品にはダイヤフラムが2個入っているので、まとめて取り替えても良いですし、壊れたものだけを交換して1個を取っておいても良いと思います。
また、ダイヤフラム以外の部品も入っていますので、必要に応じて交換してください。
浄化槽のブロアーは新品で3万円くらいしますが、自分で交換することで6千円程度で修理することができます。
是非、チャレンジしてみてください。
もし、分解してみてダイヤフラムの故障ではなく、「PRリセット」しても動かない場合は、新品を購入してください。
高槻CP-80Wの後継品は、DUO-80という型番になっています。
購入する際は、2つある送風口がどちらになっているかを確認してください。
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